Vol.382 缶ピースは受けるか? [韓国生活]
今の韓国、省エネや禁煙に熱心なのは、日本と大して変わらない。
特にソウル市内や周辺のハイソな住民ほど、そういった事柄に敏感だ。
といっても、そういう生活習慣はまだまだ浅いから、タバコは吸い放題に近いし、自転車だって常用しているとは言い難い。
でも、10年、15年前の韓国の生活感覚からすれば、「異様」に見えるくらいは変わってきているのかもしれない。
韓国は、未だに喫煙大国である。
そこには色々事情があるだろうから、一概に批判すべきではないが、日本の都市部よりも喫煙愛好者にとっては優しい社会だろう。
という訳で、韓国人男性への手土産として、もっとも無難なものの一つがタバコなのだが、日本と韓国では味覚に対する嗜好がかなり違うので、必ずしも喜ばれるか、どうかは分からない。
私自身、喫煙はしないので、どの銘柄が美味しいのか、さっぱり分からないのだが、かつて韓国では、日本製某タバコが売れすぎて社会問題化したくらいだから、味の点では歩み寄れる点もあるのだろう。
韓国の知人連中はヘビースモーカーが多いので、たまには、とタバコを持って行くことにする。
いつもなら、日本酒やビールだが、重くてかさばるので、タバコは軽くて都合が良い、ということもある。
銘柄については、日本で評判に実績があり、韓国で入手し難く、しかも日本らしいものがいいだろう、ということで「缶ピース」を選んでみた。
「缶ピース」といえば日本のタバコの中でも定番中の定番であり、多くの文人に愛された銘柄であることから、保守派が多い韓国でもイケるのでは?と考えたのだ。
だが、この「缶ピース」、意外と市場に流通していないことを、探して初めて気がついた。
震災の影響でピース自体の供給が不安定になっていることは知っていたが、昔のように普通にタバコ屋に置いていないのだ。
仕方がないので、マニアックなタバコ屋を探してそこで購入する。
結果的に、この缶ピース、韓国では大受けであった。
香り(=味)の良さ、マニア受けするニコチンの強度もあるだろうけど、ノンフィルターであったことが、受けた要素の一つだった。
ノンフィルタータイプのタバコは、かつて韓国でもあったが今は無いらしく、人によっては、不良系だった懐かしい学生時代を思い起こさせるらしい。
そして、タバコを全く吸わない私は、ソウルの古い街角の情景に、缶ピースのレトロなデザインがよく映えることに気がついた。
最近、ソウルに増えた、おしゃれだけど、プチバカな新しい場所(観光ガイドや女性誌で安易に紹介されるようなスポット)ではダメかもしれないけど、江南の再開発が遅れているような場所だと、とても似合う。
今の韓国タバコは、紙ケースに入った小洒落たデザインばかりなので、こうはいかない。
時勢と逆行することではあるけれど、趣味人向け高級ブランドとして缶ピースを韓国に紹介するのも、それなりに面白いのではないだろうか、などと思うのだった。
特にソウル市内や周辺のハイソな住民ほど、そういった事柄に敏感だ。
といっても、そういう生活習慣はまだまだ浅いから、タバコは吸い放題に近いし、自転車だって常用しているとは言い難い。
でも、10年、15年前の韓国の生活感覚からすれば、「異様」に見えるくらいは変わってきているのかもしれない。
韓国は、未だに喫煙大国である。
そこには色々事情があるだろうから、一概に批判すべきではないが、日本の都市部よりも喫煙愛好者にとっては優しい社会だろう。
という訳で、韓国人男性への手土産として、もっとも無難なものの一つがタバコなのだが、日本と韓国では味覚に対する嗜好がかなり違うので、必ずしも喜ばれるか、どうかは分からない。
私自身、喫煙はしないので、どの銘柄が美味しいのか、さっぱり分からないのだが、かつて韓国では、日本製某タバコが売れすぎて社会問題化したくらいだから、味の点では歩み寄れる点もあるのだろう。
韓国の知人連中はヘビースモーカーが多いので、たまには、とタバコを持って行くことにする。
いつもなら、日本酒やビールだが、重くてかさばるので、タバコは軽くて都合が良い、ということもある。
銘柄については、日本で評判に実績があり、韓国で入手し難く、しかも日本らしいものがいいだろう、ということで「缶ピース」を選んでみた。
「缶ピース」といえば日本のタバコの中でも定番中の定番であり、多くの文人に愛された銘柄であることから、保守派が多い韓国でもイケるのでは?と考えたのだ。
だが、この「缶ピース」、意外と市場に流通していないことを、探して初めて気がついた。
震災の影響でピース自体の供給が不安定になっていることは知っていたが、昔のように普通にタバコ屋に置いていないのだ。
仕方がないので、マニアックなタバコ屋を探してそこで購入する。
結果的に、この缶ピース、韓国では大受けであった。
香り(=味)の良さ、マニア受けするニコチンの強度もあるだろうけど、ノンフィルターであったことが、受けた要素の一つだった。
ノンフィルタータイプのタバコは、かつて韓国でもあったが今は無いらしく、人によっては、不良系だった懐かしい学生時代を思い起こさせるらしい。
そして、タバコを全く吸わない私は、ソウルの古い街角の情景に、缶ピースのレトロなデザインがよく映えることに気がついた。
最近、ソウルに増えた、おしゃれだけど、プチバカな新しい場所(観光ガイドや女性誌で安易に紹介されるようなスポット)ではダメかもしれないけど、江南の再開発が遅れているような場所だと、とても似合う。
今の韓国タバコは、紙ケースに入った小洒落たデザインばかりなので、こうはいかない。
時勢と逆行することではあるけれど、趣味人向け高級ブランドとして缶ピースを韓国に紹介するのも、それなりに面白いのではないだろうか、などと思うのだった。
狎鴎亭某ライブバーにて。
なんだかシブイです。
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