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Vol.384 アブサントの味/Absinthe Bairnsfather Bitter [韓国と関係ない話]

 「Bitter」な味わいと言えば、ゴッホ印ゴールド・ラベルの悪夢を思い出す。

 だから、この「Absinthe Bairnsfather Bitter」も、「もしや」と、やや覚悟してグラス注ぎ、飲んでみる。

 「あれ…」
 それは予想を覆す、オーソドックスで「普通の味」だった。
 香りも風味も大人しく、枯れ草色の液体は、「ナチュラル」という形容がよく似合う。
 奇態な個性は全くないが、若草を感じさせる香りが心地よく、味わいも奥深くで、絵に描いたような、飲みやすいアブサント酒なのであった。

 ミントやアニスの風味がないところもいい。
 そして、紅茶や緑茶の香りを連想させ、心地良い苦味が口の中に拡がる。

 そうだ、これは「Czech Absinth Strong」(※)の、かつての味わいではないか。

 「Czech Absinth Strong」は数年くらい前から、大雑把な味になってしまった、という印象が否めないのだが、「Absinthe Bairnsfather Bitter」には、「Czech Absinth Strong」を初めて飲んだ時の感動があったのだ。

 その普通過ぎる味わいこそ、本格的なアブサント酒の入門にぴったり、リッター瓶で入手できる、という点でも、お薦めの一品かもしれない。

-さるすべり流“Absinthe Bairnsfather Bitter”の飲み方-

ワンショットグラスで、まずはストレート。
後は風味を損ねない程度に、軟水を常温でちょっとだけ入れて、チビリとやる。
なお、加水しても白濁せず、二倍程度に薄めても味を損ねないので、やや薄めで攻めるのもよし。
砂糖は入れず、素材の苦味を率直に楽しみたい。
 

AB.jpg

(※)「Czech Absinth Strong」は「Sebor Strong」のパチもんということで、芳しくない評判もありますが、以前は、それなりにいいお酒だったことは、主張しておきたいです。


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