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Vol.155 酢の味 [韓国の食]

 以前、韓国で、知人の女性から相談を受けた。
 「家でお鮨を作っても酢飯が美味しく作れません。どうすればいいのですか?」

 私は料理人ではないので、明確な答えは出来ないが、どういう風に作っているか尋ねてみると、それなりにきちんとした手順で作っているようだ。
 そこでどういう酢を使っているのか聞いてみると、「HEINZの食酢」という答えが返ってくる。
 
 それじゃあ、酢飯が不味いのは当然だ。
 HEINZの酢は酸味が強く、ピリピリするので、きつ過ぎて鮨飯には100%合わないと思う。
 HEINZのケチャップが独特の味なのも、やはりこの酢のせいだろう。
 韓国の安い鮨が不自然に酸っぱいのは、やはりHEINZのような洋食向け食酢による味付けの影響が大きかったのではないか。 
 もちろん、韓国の酢は、全てがピリピリなものばかりではなく、昔ながらの酢もあるが、食酢の酸味ついて、あまり神経質ではない気もする。
 最近は韓国の酢飯も、安いお店であっても、酸味過剰の味は少なくなって来ている。
 先日、刺身用の酢味噌(초고추)を試しに買ってきたところ、安っぽいお酢の味は抑えられていて、他の料理にも使える味になっていた。

 かつて韓国では清涼飲料水として、柿酢を薄めたペットボトル入り飲料水が売られていたことがある。
 なかなか美味だったので、暑い時分はよく飲んでいたが、この商品も一年余りで市場から消えてしまった。おそらく当時売れなかったのだろう。しかし、今では希釈用飲料用の酢が、韓国ではお店にたくさん並んでいる。中には日本にはない類のものもあるから、手軽な韓国土産として、ジュースの代用として、いいのではないだろうか。
 個人的にはサツマイモ味とイチジク味がお勧め。お菓子の材料なんかにも使えそう。
               

日本でも売っているらしい。値段は高いが…


タグ:韓国の食
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