SSブログ

Vol.293 ホンオフェの味 [韓国の食]

 私は何を隠そう、ホンオ(ガンギエイの一種)と、その肝臓の刺身(フェ)が好きである。

 ここ最近、ソウルにはホンオフェのような郷土料理を食べさせるお店がやけに増えた。
 刺身屋の水槽にはケイブル(干潟に生息する環状生物)がブニョン、ブニョンと漂い、コムチャンオ専門店では、生きたヌタウナギが蠢く。
 一昔前では想像もできなかったことである。

 そして、チリ産のホンオフェ真空パックがEマートなんかで売られるようになり、日本に持ち帰ることができるようになった。
 運が良ければ、農協スーパーで韓国産ホンオフェが売られていることもあるが、真空パックではないので、日本に持ち帰れない。
 ホントはこっちの方がいいんだけど。

 1パック200g、約1000円だから、決して安くはない。
 日本に持ち帰り、さっそく食べてみる。

 「おや?」
 チリ産なので、骨の太さや硬さは仕方ないが、結構美味しいじゃないか。

 ちゃんとアンモニアも濃厚に感じられ、家じゅう臭くなるくらいだが、肉質は柔らかく上品で、淡泊。
 日本の醤油とワサビで食すと、ひと際、美味しさが際立つ。
 私は韓国に行く時、日本のワサビを持参するが、ホンオフェに限らず、他の刺身でも絶大な効果を発揮する(ソグンクィにもよく合います)。
 韓国は魚貝類の質がいいので、ワサビを替えるだけで味が格段に向上するのだ。
 
 …といいつつも、韓国から高級品としてワサビが日本に輸出されているそう。
 かの地の気候風土を思えば、当然なのかも。

HOn.jpg

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。