Vol.97 やばいロッカー② やっぱりダメじゃん！！！！！

「やばい、やばい」といってばかりで避けていては何も先には進まない、ということで、再び「やばいロッカー」に挑んでみる。

やはり、設置されている駅は増えているようで、この分では現金可のロッカーは予想より早く消えてしまう危機感が迫る。

でも、トラブルが相次いだのか、色々と注意書きが増えているところが、苦笑を呼ぶ。

「やばいロッカー」にも、荷物のサイズに合わせて大小あるが、今回は旅行カバンを入れる必要があるので、そちらを使うこととする。

説明書をもう一度読み返し、T-MONEY CARD利用を選択、ロッカー番号を入力すると、扉がパカッと開いたが…

「お、おい！ロッカーが狭くてカバンが入らないよぉ～！」

ロッカー（大）を選んでも、内容量は以前のモノに比べて、おそらく85～90％の容量しかないようだ。
つまり、飛行機でハンドキャリー可の大きさでも、筆者のカバンのように、入らない可能性が高い、というわけ（前のロッカーはOK）。

しかたがないので一回閉めて、もう一度開けて、ロッカーを空に戻そうと試みる。
使用料約￥200-は、ぼったくられたままで、仕方なく泣き寝入り。

でも、今回は前と違って、暗証番号を求めてこなかった。
「あれぇ？」と思い、「出す」のボタンを押すが、支払い方法の表示が並ぶだけだ。
もう一回、「金を払え」ということか？
それとも、T-MONEY CARDがIDを兼ねているとか（まさか？）

仕方ないので、もう一度「出す」を押してみる。
なぜなら、筆者の誤操作の可能性も当然あるからだ。
そしたら今度は「現在、荷物をお出しできるロッカーはありません」と表示。

「？？？？」という訳で、仕方ないのでまたリモートで解除してもらう。

結局、原因は分からないままであった。

しかし、今回のトラブルで幾つかのことがわかる。

まず、
OSの反応が鈍い！＞つまり誤操作が起きやすい、ということが判明。

次に
荷物の位置がシビア＞ロッカー内にはセンサーがあって、そこに荷物が載っている必要があるらしい。

そして
ロッカー内容積が少ない！＞お金を払って初めて荷物が入らない事がわかるようじゃ、詐欺といわれても仕方ない…

そんなわけで、やはり便利なようで不便なロッカーであった。
しかし、なぜ、こんな現金拒否のロッカーが出来たかも同時に考察してみる。

「これって、今年の新貨幣導入が大きく関係しているのではないか？？」

現金不必要なら、ハードウェアの改造はこれからも必要ないし、札が痛んでいても影響しない。
事実、韓国の紙幣とは、信じられないくらいヘロヘロに痛んでおり、機械の新札対応も遅々として進まない現状だから、紙幣を使わないで済むなら、無駄がないともいえる。

実際、「新札、旧札に対応しています」と書いてあっても、旧札しか認識しない機械があるし、相変わらず紙幣認識率が悪い（日本の機械が良すぎるだけか？？）

とまあ、色々考えてみれば、なぜ、こんな不便な新型ロッカーが出てきたか、わからなくもないのである。

でも、肝心なところが、いつも抜けているところが、やっぱり「韓国の最新」なのだと、つくづく思う出来事でもあった（笑）。