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Vol.246 KTXで고! [韓国カルチャー]

 久々に長距離鉄道に乗って旅をする。
 行き先は全羅南道、光州(実は隠れたグルメの街)だ。

 大体、ソウルから400キロくらいなので、東京から仙台にいくような感覚。
 最初、バスでの旅も考えたが、せっかくだからと思い、KTX(Korea Train eXpress)に乗ることにする。

 ソウル・光州間で時速300㌔を超えて巡航するのは、ソウル←→大田間の、ほんの短い距離でしかない。
 それ以外は路線が高速巡航に耐えられないためで、これが本来の計画通りなら、光州まで2時間切っているだろうとのことである。

 私は鉄道マニアどころか、鉄道がもっとも関心の薄い分野ではあるけれど、韓国の鉄道の旅はどこか懐かしいものが漂ってきて、好きだ。
 余裕があれば各駅停車がベストなんだけど、今回はそんなのは無理なので、時間を優先する。

 KTXに乗るまでに時間がかなりあったので、CGVで映画を一本、残り時間は適当に近場をうろうろしようと思い、荷物を預けるべく、龍山駅に置いてあるコインロッカーへ向かうが、これが使えない。
 指紋認証式のロッカーなんだけど、全然認識しないのだ。
 仕方ないので、地下鉄のロッカーに預けるはめになる。

 CGVではオンラインがトラブッていて、発券が出来ないという状態。
 なんだか幸先悪いなぁ…

 午後、龍山駅に戻り、乗車時間が来たので、形ばかりの動いていない自動改札を通り、KTXの乗り場へと降りる。
 この自動改札、運行当初、問題ばかり起こしていたので、今は完全停止状態。
 結果、KTFは切符がなくても乗れてしまうのだ。
 車内での検札もなし。
 いやあ、これじゃ、ちょっと寛大すぎでは?
 このいい加減さも、韓国らしいところだけど…

 KTXを間近で見た最初の印象は、

ktx3文字.jpg

 ということ。
 日本の高速列車の基準で考えると、1.5倍くらいありそうな印象だ。
 そんだけ、大出力モーターで強引に走るのかな?と想像しながら、客車に入る。

 ここでまた、びっくり。

zaseki2文字あり.jpg

 これじゃあ、飛行機のエコノミー座席より窮屈だ。
 通路も人一人通るのがやっとで、すれ違うのもひと苦労。
 車体はばかデカイいんだけど、なんで内容積はこんなに狭いの?という不思議な列車だ。

 全体の居心地は、セマウル号なんかの方が、遥かにいいし、旅の気分も味わえる。
 しかもこのKTX、高速になるにつれて、振動や騒音がひどくなる。

 電車での三時間なんて、ぐーぐー寝ている間にオシマイで、呆気なかったが、やはり余裕があれば、各駅かセマウルあたりを薦めたいのが本当のところであった。

 ただ、車内で放送されていた、マナーを促すアニメーションがなかなか面白くて、これだけは見る価値があったかな?…
 <以下、不定期連載「光州を行く」シリーズに続く予定です>




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