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Vol.307 新道林の夜 [韓国映画]

 仁川空港が開港して、早10年目。
 私は初日(2001年3月29日)に、ここを利用するという幸運に恵まれた(記念品に、行きと帰りでボールペンをもらいました)。

 それから10年近く、車の中から空港とソウルの往路を見続けていたけど、一番面白かったのは、何もなかったところに、ニョキニョキとビルが建ち、街が広がり始め、鉄道が開通する様子を、アニメーションのように観察することができたことだ。
 まるでシム・シティみたいである。

 仁川広域市は文字通り、大きい区域だし、重要な港ではあったが、その周辺は田舎に囲まれ、所々に点在する街も、閑散としたゴーストタウンのような場所だった。
 だが最近は、都心のベッドタウンとして仁川周辺は急速に開発が進み、そのせいか、地下鉄1号線と地下鉄2号線が乗り入れているソウル・九老区にある『新道林』駅は、夜遅くになると、仁川方向(=下り)に帰る人の群れでえらくゴッタ返すようになった。

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 10年くらい前までは「仁川から通っている」と聞けば、「そりゃ、大変だね」といった感じだったけど、今は昔前の話である。

 かつて、ソウル暮らしの良いところといえば、生活圏と職場があまり離れていなかったことだが、近年、東京なんかと、大して変わらなくなって来ている。
 地下鉄は複雑に拡がり、便利性も向上しているが、効率は決して良くなく、通勤ラッシュはひどくなる一方だし、それに伴って、乗車する人々の心も、ドンドン、ささくれ立って来ているように見える。

 先日、たまたま帰り方向が同じだったので、知人と『新道林』駅まで一緒に行き、そこで別れたのだけど、地下鉄1号線下りの行き先がこれまた、えらく複雑になっているうえ、ひどく混雑していることに驚いた(知人は下りで、私は上り)。

 昔から地下鉄1号線下り方面はめったに乗らなかったので、よく事情はわからないのだが、今じゃ、綺麗な急行は走っているし、行き先が分化されて「ずいぶん便利になったな」と感じる。

 でも、「行く先の分化」は、乗る時間帯やタイミングを誤ると、他の路線やバスに乗るよりも、無駄な待ち時間や、乗り間違いにも繋がりやすい、ということでもあり、ここら辺は、もっと合理的に改正して欲しいなぁ、と思うのであった。
 下りは混んでいるにも関わらず、終電も、早いようだし。

 まっ、どこも同じですけど…

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