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Vol.425 行ってみたら旨かった! [韓国の食]

 だいぶ前からソウルでの食事がつらい。
 何を食べても美味しくないし、高い。

 安く上げるにはカップ麺だとかコンビニ飯になるのだが、日本の物に比べると遥かにレベルが劣るので気がのらない。
 酒も昔から不味いし…

 そんな中、ちょっとだけ新しい楽しみを見つけた。
 在韓ウズベキスタンの人々(もしくはその周辺諸国系の人たち)が経営する郷土料理屋である。
 以前からその手のお店があったのは知っていたが、今では定着して久しく、ロシア語圏の人々のみならず、韓国人の間でも固定人気があるらしい。

TAJI2.jpg

 店がある界隈はウズベキスタン系&ロシア系のコミュニティが形成されている場所で、分かりにくい古路地だが、街自体は日本人にもお馴染みの場所。
 そこら辺はかねてから料理に関してはあまり魅力的なお店がなく(観光客に人気のお店はあります)、私のグルメリストからは外れていたが、こんなに美味しいお店が未だあったとは意外であった。

 近所には安いホテルが何軒かあり、ロシア語圏の客に特化していたりする。
 「高麗人」と称される人々の姿もちらほら見かけるが、若い人はファッションが韓国人とかなり違う。
 食堂は構えこそロシア語表記ばかりで一瞬引くが、入れば中は普通の料理屋である。
 ソウルでなければ、本当に地元食堂といった感じだ。
 韓国語が通じない場合もあるが若い店員はそうでもなく、一見無愛想でも相手がコミュニケーション出来ると分かれば親切にしてくれたりする。

 レシピはトルコ料理に近いが、もっと素朴で韓国化もしていない。
 香辛料が控えめな分(辛さではなく香りの面で)、トルコ料理よりも日本人向けかもしれない。
 決して斬新ではないが、ヘタに焼肉屋や韓定食を食べるよりも遥かに美味しく、価格も安いのである。

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 お酒はウォッカが中心だ。
 日本で購入すると700mlで¥1200~1500くらいのまともなウォッカがW20000くらいだから、不味い韓国焼酎よりお得だろう。
 どういう料理がオススメかと問われれば肉料理もいいが、まず各種サラダとパンの組み合わせを薦めたい。

 サモサが優れていて、巨大で肉がゴロンと入っており、日本人の胃袋だと二個食べたら食べ過ぎなくらいボリュームがある。
 生地がクロワッサンに近いのが特徴だ。

SAMOSA2.jpg

 提供しているメニューは仕込んだ材料を軽く調理して出せるような料理が中心だが手作り感があるし、とにかく美味しいのである。
 常連になるかロシア語が出来れば隠れメニューを作ってくれそうな気がする。

 韓国にまで来て「なぜ?」と思う向きもあるだろうけど、ソウルで日本のラーメンやカレーを食べるより遥かに価値があるのでは?


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