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Vol.489 恐怖!ヒステリー発現 [韓国生活]

  「火病」という言葉が韓国人気質を揶揄するネットスラングとして日本で一般的になって久しい。
 これと同じ症状なのかは分からないが、韓国で時折遭遇するものに、病的なヒステリー発現がある。

 時や場所に関係なく目撃するので、おそらく一定の遺伝性気質に基づく症状ではないかと思うのだが、これに触れた具体的な文献を見たことがないので定かではない。
 この現象に共通するのは、発現者が年齢に関係なく皆女性ということであり、韓国人男性の「瞬間湯沸かし器」と異なるのは、症状の時間が長く、収まるまで誰も手がつけられない、ということである。

 かつて韓国の企業で日本語の堪能な韓国人女性スタッフが急務で必要になったことがあり、ちょっと人探しに協力したことがあったのだが、求人する側の経営者は「三十歳未満の女性」であることに拘った。
 女性であることの必然性は、軋轢の調整役として期待を込めたからだと思うが、年齢制限についてなぜかと聞くと「三十過ぎるとキチガイみたいなヒステリーになる女がいるから」とおっしゃる。
 それを語るときの彼は、それはそれは心底嫌そうな顔だった。

 男女関係のもつれだとか、店で身勝手が通じずブチ切れ、といったパターンで始まる女性のヒステリー騒ぎは日本でもたまに見かけるが、発現までのプロセスはおおよそ同じであっても、症状の深刻さは韓国の方が遥かに上で、その凄まじさは、直接遭遇しないとわからないと思う。

 とにかく怒り方が尋常でなく、叫び声は物凄くで、よくもまあ、こんなに怒り狂っていられるものだと感心するくらい、一度始まるとテンションが下がらない。
 韓国の街中で騒ぎが起こり、野次馬が集まっていると、よくその原因になっているのが、この「ヒステリー発現者」だったりする訳だが、第三者にとって一番困るのは、公共の場で平然と発現することである。

 一度、空港の搭乗検査時に、中年女性にこれをやられたことがあるが、現場は大停滞になってしまい、皆迷惑を被った。
 他の韓国人からすれば、「あのオバさん、しょーがないなぁ」で済むが、事情を知らない外国人からすればトンデモない迷惑行為にしか過ぎず、本当なら警備関係者がとっ捕まえて別室に連れて行くべきものだろう。

 狎鴎亭のおしゃれな界隈でも遭遇したことがあるけど、その時の発現者は若い女性で、どうやら原因は男女関係のもつれらしかったが、日本人基準で見れば「異常」な騒ぎようだ。
 諍いが起こった袋小路には、通りの向こうからも野次馬がドヤドヤと駆けつける始末で、一時は辺りが騒然となった。

 この現象が住宅街で発現すると、辺りが閑静な分だけ余計目立つことになる。
 常軌を逸したヒステリー声が長時間響き渡るので、家の前はニヤニヤ笑いの野次馬が集まり、発現レベルが上昇すると「アイゴー!」という叫び声とともに、「ガラガラ、ドッシャーン」と、家財を破壊する音も聞こえてきたりする。
 
 あくまでも個人的な経験上の話限定ではあるけれど、韓国において初対面の印象がやたらと明るくフレンドリーなタイプの人は、情緒不安定で躁鬱が激しい傾向を感じるので、ちょっと要注意かもしれない。
 「知り合った韓国人は朗らかな性格」だなんて喜んでいると、いつの間にやら、とんでもない修羅場に巻き込まれるかも?

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