Vol.240 免税店漫遊記 [韓国生活]
私は韓国の免税店に行った事がなかった。
いや、正確にいえば、空港内の免税店を利用することは時々あったものの、欲しいと思うようなものはまず無いし、東京で平行輸入品を買うほうが安かったりするので、ソウル市内の有名免税店へ足を踏み入れることは一度もなかったのである(時間もないし…)。
そんな折、急激な円高、ウォン安ということで、世間が騒がしくなり始めた。
TVでは韓国の免税店がどれだけ安いかが、大々的に喧伝され、大騒ぎする日本人観光客の姿が写し出される。
韓国のニュースも、この話題を伝えている有様。
ここ二年くらい、ウォンに対して円が安い、という異常な相場が続いていたが、まるでその反動みたいだ。
そんな訳で、一度はソウルの免税店に行くのもいい経験だろうと思いつき、赴いてみた。
ソウルにある有名免税店は、江南・三成洞と松波・蚕室の店舗を除き、ほぼ江北側にある。
まず行ってみたのが、三成COEX内の免税店だ。
一番新しい店舗なので綺麗でナカナカ広く、案の定、日本人観光客で一杯だ。
「ここら辺の高級ホテルに泊まっているんだろうなー、うらやましいなー」と思いつつ、店内を巡る。
予想通り、品揃えは浅くて広くて、欲しい物がなにもない。
何も買わないで店を出る。
それから数日後、江北の有名免税店を三軒、はしごで廻ってみることにした。
最初は韓国が世界に誇る(?)新羅ホテルの免税店。
地下鉄3号線「東国大前」からすぐ近くなんだけど、小高い丘陵の上にあるので、駅から徒歩で行くのは一苦労だ。
ソウルにある老舗の高級ホテルは、車を使わないと行けない場所にあることが多く、要は「金持ちしか相手にしねーよ」ということなんだろう。
免税店の前では「ウォン安買い物ブーム」を報道する日本の朝番組が垂れ流され、日本人客でごった返している。
さすが、有名店だけあって、三成の店よりも、品揃えは専門的だが、やっぱり内容は広く浅くで、欲しいものが何もない。
でも、社員教育はよく行き届いている感じで、上品な佇まいのお姉さんが、立ちながら寝ているのには感心した。
次に行ったのは、日本で最もメジャーな、乙支路入口にあるロッテデパートの免税店だ。
ここも初めて行ったんだけど、とにかく狭いフロアは、「一体、ここはどこ?」と思うくらい、日本人の家族連れでごった返している。
ここにしかないものもあるにはあったが、やはり広く浅くで、そんなに安いとも思えず、やっぱり何も買わないで、店を出た。
次に向かったのは、光化門にある東和免税店だ。
乙支路入口からたいして離れていないので、散歩を兼ねて徒歩で向かう。
目的のビルはすぐ見つかるが、どこに免税店があるのか、さっぱり分らない。
警備をしていた初老の紳士にどこか尋ねると、すぐ目の前の1階と地下が免税店だった。
まさに、灯台元暗し。
ここは他に比べると混雑度が低く、中国人客の比率が高いのが印象的だ。
でも、やっぱり品揃えは広く浅く、安くなくで、結局何も買わない。
実は今回、欲しい腕時計があったので、免税店巡礼を試みたのである。
韓国では販売されていて、レートで計算すると日本の約半額なので、ちょっと探して見たのだ。
だが、どの有名免税店にも置いていない。
やや形式が異なるモデルがあるにはあったのだけど、日本のWEBショップで購入するのと同じ価格なので買わなかったのだ。
しかし、ここら辺までは想定内。
免税店なんて、こんなもんだね、って感じだ。
しかし、私には確信があった。
それは仁川空港内の免税店だ。
同じようなお店が軒を連ねているように見えるが、細かく見ると品揃えが異なること、年がら年中バーゲンやっていることなど、こっちの方が目的のものが転がっている可能性が高いと考えていたのである。
という訳で日本に帰る日、空港内のお店を物色。
ビンゴ!
予想通り、目的のものを発見、それもソウルの免税店より遥かに安い価格。
焦ってソウルで、高い買い物しなくてよかった~、とつくづく感じ入った一瞬であった…
いや、正確にいえば、空港内の免税店を利用することは時々あったものの、欲しいと思うようなものはまず無いし、東京で平行輸入品を買うほうが安かったりするので、ソウル市内の有名免税店へ足を踏み入れることは一度もなかったのである(時間もないし…)。
そんな折、急激な円高、ウォン安ということで、世間が騒がしくなり始めた。
TVでは韓国の免税店がどれだけ安いかが、大々的に喧伝され、大騒ぎする日本人観光客の姿が写し出される。
韓国のニュースも、この話題を伝えている有様。
ここ二年くらい、ウォンに対して円が安い、という異常な相場が続いていたが、まるでその反動みたいだ。
そんな訳で、一度はソウルの免税店に行くのもいい経験だろうと思いつき、赴いてみた。
ソウルにある有名免税店は、江南・三成洞と松波・蚕室の店舗を除き、ほぼ江北側にある。
まず行ってみたのが、三成COEX内の免税店だ。
一番新しい店舗なので綺麗でナカナカ広く、案の定、日本人観光客で一杯だ。
「ここら辺の高級ホテルに泊まっているんだろうなー、うらやましいなー」と思いつつ、店内を巡る。
予想通り、品揃えは浅くて広くて、欲しい物がなにもない。
何も買わないで店を出る。
それから数日後、江北の有名免税店を三軒、はしごで廻ってみることにした。
最初は韓国が世界に誇る(?)新羅ホテルの免税店。
地下鉄3号線「東国大前」からすぐ近くなんだけど、小高い丘陵の上にあるので、駅から徒歩で行くのは一苦労だ。
ソウルにある老舗の高級ホテルは、車を使わないと行けない場所にあることが多く、要は「金持ちしか相手にしねーよ」ということなんだろう。
免税店の前では「ウォン安買い物ブーム」を報道する日本の朝番組が垂れ流され、日本人客でごった返している。
さすが、有名店だけあって、三成の店よりも、品揃えは専門的だが、やっぱり内容は広く浅くで、欲しいものが何もない。
でも、社員教育はよく行き届いている感じで、上品な佇まいのお姉さんが、立ちながら寝ているのには感心した。
次に行ったのは、日本で最もメジャーな、乙支路入口にあるロッテデパートの免税店だ。
ここも初めて行ったんだけど、とにかく狭いフロアは、「一体、ここはどこ?」と思うくらい、日本人の家族連れでごった返している。
ここにしかないものもあるにはあったが、やはり広く浅くで、そんなに安いとも思えず、やっぱり何も買わないで、店を出た。
次に向かったのは、光化門にある東和免税店だ。
乙支路入口からたいして離れていないので、散歩を兼ねて徒歩で向かう。
目的のビルはすぐ見つかるが、どこに免税店があるのか、さっぱり分らない。
警備をしていた初老の紳士にどこか尋ねると、すぐ目の前の1階と地下が免税店だった。
まさに、灯台元暗し。
ここは他に比べると混雑度が低く、中国人客の比率が高いのが印象的だ。
でも、やっぱり品揃えは広く浅く、安くなくで、結局何も買わない。
実は今回、欲しい腕時計があったので、免税店巡礼を試みたのである。
韓国では販売されていて、レートで計算すると日本の約半額なので、ちょっと探して見たのだ。
だが、どの有名免税店にも置いていない。
やや形式が異なるモデルがあるにはあったのだけど、日本のWEBショップで購入するのと同じ価格なので買わなかったのだ。
しかし、ここら辺までは想定内。
免税店なんて、こんなもんだね、って感じだ。
しかし、私には確信があった。
それは仁川空港内の免税店だ。
同じようなお店が軒を連ねているように見えるが、細かく見ると品揃えが異なること、年がら年中バーゲンやっていることなど、こっちの方が目的のものが転がっている可能性が高いと考えていたのである。
という訳で日本に帰る日、空港内のお店を物色。
ビンゴ!
予想通り、目的のものを発見、それもソウルの免税店より遥かに安い価格。
焦ってソウルで、高い買い物しなくてよかった~、とつくづく感じ入った一瞬であった…
宝くじでも当ったら泊まろうかな(^^)
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