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Vol.291 大学の敷地内に映画館があった/梨大駅前を行く [韓国カルチャー]

 地下鉄2号線『梨大駅』といえば、昔から日本人の間でも、韓国の割には、おしゃれな服が手に入ることで知られた街であった(でも、ご飯を食べるお店がイマイチなんだよね)。

 坂だらけで、利便性がいいとはいえないし、古ぼけた薄汚い街なのだけど、かつて知り合いの日本の男子留学生は、わざわざ服を探しに行っていた(少し前の韓国男性ファッション事情をご存知の方は、その意味がよくわかると思います)。

idehan.jpg

近所にある、むくげ印の洋食店。味はまあまあだけど、値段は高いです。


 ここら辺も、弘大や新村のように日本語の看板がたくさんあるが、どちらかというと、土地柄、ユーザーの要求で自然発生したような印象を受ける。

 駅から数百メートル歩くと、名門『梨花女子大学』の巨大過ぎる敷地がババーンと出現する。

 日本の大学も敷地は広いところが多いけど、ここは、まるまる丘陵が大学の敷地になっていて、無駄に広すぎる感じだ。
 それだけOBには金持ちが山のようにいて、寄付金がモーレツに集まるということかもしれない。

 なんでこの街に最近来るようになったかというと、移転した『フィルム・フォーラム』最寄りの駅であることと、梨大内に映画館がオープンしたからなんである。

 ちなみに『フィルム・フォーラム』は、梨大の正門から敷地を突っ切って裏門に出れば、ほぼ直線で行けるけど、大学の敷地自体が広大なので、見た目ほど近くはない(正直、シンドイです)。

 梨大の中にある映画館『アートハウス・モモ(漢字で某某と書くのかな?)』は丘陵中腹にある半地下施設『ECC』の中にあった。

 日本では見かけないようなヘンな構造の建築物で、どうりでネットでの道案内が、妙な表記になっていたのもうなずける。

 最近流行りの【現代建築でーす】といった巨大な風貌は、まるで、ウルトラ警備隊の秘密基地のようだ。

ECC.jpg

冬場は足下がコチコチに凍っていて、極めて危険です(^^!)


 この中には映画館のほかに、フィットネス施設だとかカフェだとか、なにやら色々あるが、地元の人は使うのだろうか??という疑問が浮かぶ。
 ちなみに、働いている人たちは、多くが梨大の学生アルバイトなのかな??

 『アートハウス・モモ』は最近出来た劇場だけあって、施設は悪くなく、画面も見やすい。
 深く掘り下げた構造になっているので、劇場が狭くても、前の人の頭が視野に入りにくい。
 場所が、まあまあ、便利なこともあって、趣味のいい二番館的なポジションを映画ファンの間で得られれば、良い劇場になるかもしれない。

 『フィルム・フォーラム』への便の悪さが改善されれば、ここら辺はアートフィルム上映メッカの一つになれる可能性がある思うのだけど。

momo.jpg

中は落ち着いています、というかガラガラ…


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