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Vol.482 金浦空港からバスに乗って [韓国生活]

 いつも金浦空港から市内バスを使ってソウル江北にある宿まで行くのだけど、これは何故かというと、目的地に近い地下鉄駅は長い階段ばかりで、重い荷物を持って地上に上がるのがかなり大変だからだ。
 ただ、この江北方面行の市内バスが曲者で、同じ番号でも行く先が全く違っていたりする。
 一応、電光掲示板にはそのことが書かれてはいるけど、事情を知らないと非常に分かりにくい。

 その日もいつものようにバスを待っていた。
 乗り慣れていた路線であり、疲れていたこともあって、迷わずやって来たバスに乗ってしまったのだが、それが間違いの始まりだった。
 走るルートが微妙に違う。
 でもバスの番号は同じだし、間違えたら途中で降りて乗り換えればいいや、という訳で連れて行かれた終着地は、金浦空港に隣接する地下鉄九号線の始発「회하역」だった…

 仕方ないので金浦空港まで地下鉄で戻り、五号線に乗り換えて宿に向ったのだが、考えてみれば「회하역」から九号線なんて、こんなことでも無い限り乗らない訳で、これもまた何かの必然だったのかもしれない。

 「회하역」駅構内で九号線の路線図を見ると、金浦から江南方面にまっすぐ伸びていることが分かるが、これって、それだけ江南方面に通勤する人が増えた、ってことなんだろう。
 片田舎然としている「회하역」周辺ではあるけれど、今後、その様子は大きく変わるのかもしれない。

 金浦辺りは昔からソウル都心のベッドタウンではあったが、鉄道インフラが限られており、公共機関は基本的にバス、自家用車が無いと不便な場所でもあった。
 知人の映画監督が地下鉄もバスもろくに無い金浦の団地に家族と住んでいた頃、江南にある会社へは、いつも車で来ていたことを思い出す。

 そんな金浦空港の周辺が相変わらず閑散としているのは変わりないが、最近、大規模な高層住宅街建設が始まっているので、その形相を変えつつある。
 都心部からの距離を考えれば、ここら辺はもっと発展していてもおかしくないから、遅すぎるくらいだ。

 空港鉄道線が金浦空港からソウル駅まで開通した今、紛らわしくて混雑する市内バスはあまり使わなくなりそうな気もするのだけど、便利になった分だけ、地下鉄があんまり混んでほしくないよな、と願うと共に、昔より廃れたとは言え、鍾路界隈はまだまだ人の乗り降りが多いので、もっとバリアフリー化を進めて欲しいのだった…

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駅は閑散としていました。


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